[2024.03.17] 苦難は謙遜へと導く道具です。

■ メッセージ : 苦難は謙遜へと導く道具です。
■ 聖書 : ペテロの手紙第一 4:12-13
■ 説教 : 担任牧師　張元圭（チャン　ウォンギュ）

クリスチャンにとって最も重要なことは信仰です。
信仰は神様と正しい関係であり、神様に対する正しい姿勢を言います。
姿勢とはすなわち神様に対する信仰の態度を言います。信仰の態度は器のようでもあります。
私たちの心が常に神様に向かっていれば、そこには神様の恵みと力が込められます。
神様の恵みと力で満たされた心はこの世から影響を受ける者ではなく、
この世に良き影響力を与える者として生きるようになります。

過去の私たちは罪人として生きていた方式と習慣のために、
私たちは誤った姿勢へ導いていく不純物によって考えの姿勢、感情の姿勢、話す姿勢など、
神様に対して正しく反応出来ない歪曲された姿勢を持っています。
このような誤った姿勢を直すために神様が使われた道具が苦難です。
それでペテロ使徒はクリスチャンが経験する苦難についてこのように言いました。
「キリストは肉において苦しみを受けられたのですから、あなたがたも同じ心構えで自分自身を武装しなさい。
肉において苦しみを受けた人は、罪との関わりを断っているのです。それは、あなたがたが地上での残された時を、
もはや人間の欲望にではなく、神のみこころに生きるようになるためです。」 （ペテロの手紙第一4:1-2）

これが主が私たちを苦難の道を歩ませる理由です。私たちは肉体の中で生きる者たちです。
肉体の中で生きる私たちの弱点は情欲に従って生きることです。
情欲通りに生きようとするこの悪い姿勢はサタンが私たちに罪を犯すように誘惑する口実を与えます。
それで神様は苦難すなわち燃えさかる試練を通して全不純物を除去して
神様に向かって常に正しい反応が出来る正しい姿勢を持たせるようにします。

問題は試練に合格するための過程です。その燃えさかる試練は必ず忍耐の時間を要求します。
大部分が燃えさかる試練は長い時間を経ることになります。イスラエルの民はその試練の時間を40年持つ事になりました。
モーセは80年の歳月を、ヨセフは13年の歳月を、ダビデは20年の歳月が、使徒パウロも13年の試練の歳月が必要でした。
ここで一つ重要な事実に気付きます。
燃えさかる試練は私たちの中で歪曲された姿勢にする全ての不純物を燃やすまで一定の温度に上げる時間が必要だということです。
ただ、私たちは神様を最後まで信頼し、苦難の時間を信仰で耐える霊的な臨界点を越えなければなりません。
水は99度で沸騰しません。100度になると沸騰します。
霊的世界にもこの臨界点に達してこそ新しい世界が開かれるのです。それでペテロ使徒の次の言葉がこうです。
「愛する者たち。あなたがたを試みるためにあなたがたの間で燃えさかる試練を、
何か思いがけないことが起こったかのように、不審に思ってはいけません。
むしろ、キリストの苦難にあずかればあずかるほど、いっそう喜びなさい。キリストの栄光が現れるときにも、
歓喜にあふれて喜ぶためです。」（ペテロの手紙第一4:12-13）

燃えさかる試練は不純物を取り除く事が目的です。
鍛錬には忍耐が必要であり、忍耐を通して臨界点を越えた後には栄光があります。
霊的臨界点に達したヨセフは奴隷の身分から国務総理へ、ダビデは羊飼いの身分から王へと新しい世界を開いたように、
神様は霊的臨界質量を通して福の世界を開いていきます。

神様の民が持つべき姿勢は福を込める低い姿勢、すなわち謙遜な心です。
謙遜は神様の恵みの下で毎日育てなければならないイエス様の心です。
神様は謙遜と恐れの心を持った者にどのような恵みを約束されたのか聖書はこのように述べています。
「へりくだりと、主を恐れることの報いは、富と誉れといのち。」（箴言22:4）

聖徒の皆さん、
心の姿勢を変えると未来が変わります。未来はしっかり準備する者の物です。
未来を準備する最も重要なことはまさにへりくだりの心と姿勢を持つ事です。
神様が苦難を通して私たちを高慢にする不純物を砕くとき、霊的臨界点を越えるまで忍耐してください。
最後まで耐え、霊的臨界点に達すると、私たちは罪人の身分から王のような祭司となり、
人を救い世界を変える偉大な世界を開くようになるでしょう。


■ 考えて見ましょう
* 神様は私たちに肉体の苦難を経験させる理由について何とおっしゃっていますか。

* 苦難を通して私たちの中に取り除くべき不純物はどのようなものがありますか。

--みことばと人生が交わるロゴスライフ教会--